『ゴジラ-1.0』から3年。山崎貴監督による続編『ゴジラ-0.0』(読みは「ゴジラ マイナスゼロ」)が、2026年11月3日(火・祝)に公開されます。公開まで約3週間のいま、分かっていることを整理し、前作の内容も振り返ります。前作の結末に触れる部分は折りたたんであります。
作品データ
公開日: 2026年11月3日(火・祝) / 上映時間: 135分 / 映倫区分: G / 配給: 東宝
監督・脚本・VFX: 山崎貴 / 音楽: 佐藤直紀 / VFX制作: 白組
北米公開: 2026年11月6日(金)
予告編
動画: YouTube「東宝MOVIEチャンネル」公式チャンネル
11月3日という日付
11月3日は、1954年に初代『ゴジラ』が公開された日です。現在は「ゴジラの日」として記念日にもなっています。前作『ゴジラ-1.0』も2023年11月3日の公開でした。
今回は北米でも同じ週の11月6日に公開されます。日本で製作されたゴジラ映画が日米でほぼ同時に公開されるのは、シリーズで初めてです。
物語: 前作から2年後
公式に明かされているあらすじは短いものです。
戦争ですべてを失い「無(ゼロ)」になった日本を、ゴジラが「負(マイナス)」へ突き落としたあの日から2年。苦しみながらも復興を進め、ようやく日常を取り戻しかけた人々の前に、ふたたびゴジラが現れる。人々はこの戦いを終わらせるため、総力を挙げて新たな作戦に乗り出す――。
前作の舞台は終戦直後の1945年から1947年でした。そこから2年後ですから、今作の舞台は1949年前後ということになります。
タイトルについて山崎監督は、ニューヨークでの会見で「ゼロにマイナスを付けることで、ゼロへ向かっていく力を表した」という趣旨の説明をしています。マイナスからゼロへ、つまり「ふつうの暮らし」へ戻ろうとする敷島家の物語が軸になるようです。
キャスト
前作の主要キャストがそろって続投します。
- 敷島浩一 … 神木隆之介
- 敷島典子 … 浜辺美波
- 水島四郎 … 山田裕貴
- 秋津淸治 … 佐々木蔵之介
- 野田健治 … 吉岡秀隆
- 太田澄子 … 安藤サクラ
新たに加わるのは次の顔ぶれです。
- 青山真琴 … 長澤まさみ
- 村上寛治 … 田中泯
- 緒方 … 國村隼
典子の姓が「敷島」になっている点は、前作を観た人なら気になるところでしょう。
これまでに明かされていること
- 邦画で初めての「Filmed For IMAX」作品。 IMAXでの上映を前提に撮影・仕上げが行われています。IMAXを含むラージフォーマットでの上映も発表されました
- 世界初披露はニューヨーク。 2026年9月26日、第64回ニューヨーク映画祭で上映され、山崎監督、神木隆之介、浜辺美波が登壇しました
- ファイナル予告は10月11日に公開。 公式の予告編はこれで出そろった形です
登場怪獣について、すでに報じられている情報を読む(知りたくない人は開かないでください)
ニューヨーク映画祭での上映後の質疑応答で、本作にキングギドラが登場することが明らかになったと報じられています(リアルサウンド映画部、2026年9月の記事)。山崎監督は、子どものころから思い描いてきたキングギドラを約55年越しに形にできた、という趣旨の発言をしています。
キングギドラは1964年の『三大怪獣 地球最大の決戦』で初登場した、三つの首を持つ怪獣です。ゴジラにとって最大のライバルのひとつで、どんな設定で登場するのかが公開前の大きな関心事になっています。
前作『ゴジラ-1.0』のおさらい
『ゴジラ-1.0』は2023年11月3日公開。国内の興行収入は76.5億円を記録し、北米でも日本の実写映画として記録的なヒットになりました。翌2024年の第96回アカデミー賞では、アジア映画として初めて視覚効果賞を受賞しています。
今作は直接の続編なので、前作を観ておくと人物関係がすんなり入ります。
動画: YouTube「東宝MOVIEチャンネル」公式チャンネル
前作のあらすじ(結末には触れません)
1945年、太平洋戦争の末期。特攻隊員の敷島浩一は、機体の故障を理由に大戸島の守備隊基地へ降り立ちます。その夜、島に伝わる巨大な生物「呉爾羅(ゴジラ)」が基地を襲います。敷島は戦闘機の機銃を撃つよう頼まれますが、恐怖で引き金を引けません。整備兵たちは命を落とし、敷島は生き残ります。
終戦後、焼け野原になった東京へ帰った敷島は、両親が空襲で亡くなったことを知ります。闇市で出会ったのが、他人から託された赤ん坊・明子を抱えた女性、典子でした。行くあてのない二人を追い出せないまま、三人は同じ屋根の下で暮らし始めます。夫婦でも親子でもない、名前のつかない家族です。
暮らしを支えるため、敷島は海に残された機雷を取り除く危険な仕事に就きます。木造船「新生丸」で出会ったのは、船長の秋津、元技術士官の野田、戦争に行けなかった若者の水島。少しずつ生活は上向きますが、敷島は毎晩のように大戸島の悪夢にうなされます。自分の戦争は、まだ終わっていないのです。
そして1946年。アメリカの核実験によって、ゴジラは桁違いの大きさと力を得ます。やがてその巨体は、復興を始めたばかりの東京へ向かってきます。国も占領軍も動けないなか、立ち向かうのは、戦争を生き延びてしまった民間の人々でした。
「生きて、抗え。」が前作のキャッチコピーです。怪獣映画であると同時に、「死ぬために戦った人間が、生きるために戦い直す」物語になっています。
前作を配信で観る
4サービスとも見放題の対象です(配信情報サイトJustWatchで確認)。配信状況は変わることがあるので、各サービスでご確認ください。
小説版で読む
山崎貴監督自身が書いた小説版があります。前作に続き、今作の小説版も発売が予定されています。
結末まで一気におさらいしたい人は、下の折りたたみを開いてください。
『ゴジラ-1.0』の結末までを読む(ネタバレあり)
ここまでのあらすじは、上の「前作のあらすじ」をご覧ください。以下はその先、結末までです。
銀座、そして海神作戦
核実験の影響で巨大化したゴジラが東京に上陸し、銀座を破壊します。典子は敷島をかばい、爆風に飲み込まれます。
国も占領軍も動けないなか、民間の人々が立ち上がります。野田が考えた「海神(わだつみ)作戦」は、ゴジラを深海へ一気に沈め、急激な水圧の変化で倒すというもの。敷島は試作戦闘機「震電」に乗り、ゴジラを作戦海域へおびき出す役を引き受けます。
結末
敷島は爆弾を積んだ震電でゴジラの口へ突入します。ただし、今度は死ぬためではありません。整備兵の橘が取り付けた脱出装置で、生きて帰ることを選びます。ゴジラは崩れ落ち、敷島は「生きて、抗う」ことで自分の戦争を終わらせました。
帰還した敷島のもとに、典子が生きているという知らせが届きます。病室での再会。ただ、典子の首すじには黒い痣のようなものが広がっていました。そして海の底では、ゴジラの肉片がゆっくりと再生を始めています。
続編につながる二つの謎
- 典子の首の痣は何か。あの爆風のなかでなぜ生き延びられたのか、という疑問と結びつけて語られてきました
- 再生するゴジラ。倒したはずのゴジラは、消えていませんでした
『ゴジラ-0.0』のあらすじにある「取り戻したはずの日常」が、この二つの謎とどう関わるのか。公開後に確かめたい最大のポイントです。
公開までにできること
- 前作を観る。 『ゴジラ-1.0』はNetflix、Prime Video、U-NEXT、Huluで配信されています。日本テレビ系「金曜ロードショー」でも、10月30日(金)21時から本編ノーカットで放送されます。前週の10月23日は、同じ山崎貴監督の『ALWAYS 三丁目の夕日』です
- 初日の最速上映。 公開初日の午前0時から、全国のIMAX劇場で最速上映が行われると発表されています。実施劇場は公式サイトで確認してください
- 初代『ゴジラ』(1954年)を観る。 「戦後の日本とゴジラ」という山崎版の原点です
※2026年10月12日時点の情報です。最新の料金・配信状況は各サービスの公式サイトでご確認ください。上映・放送の予定は変更されることがあります。
→ 関連: 山崎貴の監督作品まとめ
公開後には、結末を踏まえた考察記事を別ページで公開する予定です。


